買い上げは既に埋め終えた土地も対象とする。規模は50〜70ヘクタール、事業費は約4億6000万円を予定している。資金は国から無利子で借りる。
一方、同県はブランド維持に向け「特例」として避難させていた優良種牛5頭の感染を避けるため、新たな畜舎を建設したことを明らかにした。建物の構造などは「担当者が不在で分からない」としているが、各牛の部屋を広くするなどの改善を施したとみられる。優良種牛は当初6頭いたが、うち1頭が感染の疑いで殺処分され、関係者の不安が高まっていた。
口蹄疫問題に関連し、政府の現地対策本部の小川勝也首相補佐官は同日夕、発生地から半径10キロ以内の牛、豚など家畜へのワクチン接種が同日中にも98%程度まで進むとの見通しを示した。26日にも接種計画は完了するが、ごく一部、反対農家が残るとみられている。これら反対農家への対応について、小川補佐官は「未定」とした上で、「自治体やJAなどに説得していただくのが一番良い」と語った。
【関連ニュース】
・ 〔写真特集〕口蹄疫 宮崎牛に大きな被害
・ 〔用語解説〕「口蹄疫ワクチン」
・ 首相、被害救済の特別立法に意欲=口蹄疫で政府報告と質疑
・ 豚が大量のウイルス=感染家畜処分に全力
・ 埋却地提供「できる限り協力」=口蹄疫で、基地周辺用地
・ 虐待はどんな傷を残すのか(4)児童養護施設の夜(産経新聞)
・ <口蹄疫>エース級種牛感染疑い…避難6頭中の1頭(毎日新聞)
・ 法人税引き下げ提示 民主マニフェスト企画委(産経新聞)
・ ゲームでウイルス拡散→名前暴露→削除料要求(読売新聞)
・ 普天間移設で首相要請の会議、18知事が欠席へ(読売新聞)